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静岡の中の関西 21000系 [JITOZU_車両]

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参考map
写真は、大井川鐵道、福用駅近くの桜と21000系の様子だ。
この福用駅から大和田駅に続く区間は、桜の見応えのある区間らしく、シーズン中は多くの鉄道写真ファンが駆けつけるそうだ。


そして、この21000系も味がある車体だ。
昭和33年製造の同車。よくぞ今でも稼働するものだと感心してしまう。言うまでもなく、関係者の努力の賜物ではあるが、この年代の車両作りの丁寧さもあるのではないか。


それは、川島令三氏が著作「私の電車史」の中で述べている言葉が体現している。
"元私鉄のしっかりとしたつくりの車両をみたりすると、関西の鉄道マニアは、(中略)私鉄の豪快さが印象に残り、私鉄一辺倒に、なってしまうのである。"
わたしも同感で、関西の私鉄は国鉄との競争に熱かった影響なのか各社の車両は、独特の発展していった様に思える。


この21000系も、面作りこそ当時の流行りだった二枚窓湘南スタイルだが、南海独特の車内読書灯の上手さにアイデンティティを感じる。

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写真は、私が撮影した一畑電鉄の21000系の車内だ。
その取り付け位置、明るさ具合が絶妙で、ロングシートでの新聞読書に最適だ。
かつて、フランスのTGVに乗車した際も、同様の照明が付いていたが、南海の方が圧倒的に早く取り入れていた。先見の明があるという事だろう。
あくまでTGVの話で、そのほか車両にも付いていたかも知れませんが。。


さすがにシートのよれなどは、否めませんが、今こそ大井川鐵道で、作りの良さを体感することをお薦めします。


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