八幡製鉄所 から スペースワールドまで [JITOZU_施設]
参照MAP
この写真は、東田第一高炉史跡広場からスペースワールド駅を撮影したものだ。
そもそも、私は、"東田第一高炉"をよく知らなかったのだが調べてみて分かったことは、八幡製鉄所の最初の高炉であり1901年に操業を開始した、記念碑的な高炉である事だ。
そして現在は、時代の変遷により製鉄所跡の広大な敷地は再開発地区となり、この高炉を産業遺産として残し、スペースワールドといアミューズメントパークになっている。そのスペースワールドも2017年末には閉園になる予定だ。そして跡地は、アウトレットモールになるそうだ。
小さな漁村から殖産興業の申し子となりバブル期のレジャーを支え、こらからはデフレ消費の下支えと、まさに時代を象徴する土地だと思う。
さて鉄道だが、もともとスペースワールドという駅は無かった。試作中の年代別路線図付き版のJITOZU(下図)によると、1990年以前は、鹿児島本線のルートは、敷地を迂回していたことがわかる。
それを、1999年に再開発の一環として移設された様だ。確かに、ルートも短くなり旅客のメリットも大きいが、移設とは大胆な決定だ。
因みに、スペースワールドの閉園後も、
駅名は残すことが発表されているが、同じく閉園したアミューズメントパークの小田急線、向ヶ丘遊園駅も駅名はそのままだ。
現在の東急電鉄の二子玉川駅もかつて二子玉川園と名残り閉園後15年を経て二子玉川に改称したが、スペースワールド駅も人々の思い出に残っている間は駅名が残るのかもしれない。
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