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夢の島の頭上の 京葉線 ものがたり。 [JITOZU_施設]

IMG_3139.PNG

参考map
写真は、あけぼの運河を渡る京葉線の高架線である。高規格路線に相応しい写真だ。

京葉線は、新木場からこの辺りで90°転回し潮見に向かう。
なぜ、こういった線形なのか不思議であるが、それは、東京外環状線計画と関係しているのかもしれない。同計画は、中央、山手貨物、東北、常磐などを結ぶ環状貨物計画だった。


論文、"東京臨海部における鉄道整備の発展過程に関する研究"によれば、"品川ふ頭・西船橋間は昭和49年から工事に着工し、東京湾を横断する台場トンネルや埋立地の構造物などの建設が進められた。
しかし、(中略)沿線の鉄道貨物輸送需要が見込めないこと"から、旅客利用に計画を変更、ついで"(中略)新木場以西については、
越中島、八丁堀を経由し東京駅に至る都心線が昭和58年7月に同時認可となり"、京葉線として平成2年に全線開通している。


つまり、現在の、りんかい線方向に建設を進めながらも計画変更により、急遽、潮見、越中島方面へ方向転換した様だ。その過程を経て誕生したのが、この高架だろう。
そして新木場駅のホームより潮見方を眺めると、ゴゥーという独特の音を立てながら高架とトラス橋を渡り、近づいてくる、電車の様子を見ることができる。


ちょうど、この写真の様だ。
高架は、夢の島公園の木々の上を走り抜けるため、かなり遠方の車両を見ることができる。個人的には、その風景が堪らない。まるで、模型が近づいてきて本物になるという感覚だ。

そして、この写真を見て、今度は、写真の様に下から見上げて見たいと思った。





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