SSブログ

六甲ケーブル と アール・デコ の関係 [JITOZU_施設]

IMG_3529.PNG

参照MAP

写真は、六甲山ケーブルの山頂駅の階段で撮られたものの様だ。
私はよく知らなかったのだが、この建物は近代化産業遺産にもなっているアールデコ様式の美しい駅とのこと。

参考:近代建築watch

この写真からは、建物の美しさを感じる。


そもそも、アールデコとは何だろうか?"装飾を排した直線的なデザインで、幾何学模様を取り入れる"などと言われる表現様式だ。日本における、アールデコの有名建築は、旧朝香宮邸や、山の上ホテル、自由学園明日館と言われる。
ちょつと一般人の手には届きにくそうだ。


そんな様式を駅舎のデザインに取り入れるとは、どの様なことなのだろうか?六甲ケーブル、山頂駅は、1932年に開業したそうだが、この時代は日本でもアールデコ様式が隆盛を極めた時代だ。


そこで思い出すのは、(私だけかもしれませんが。。)一畑電鉄の出雲大社前駅である。
FullSizeRender.jpg
(写真は、2009年ごろ著者撮影)

こちらは1930年開業で、奇しくも同年代の建築だ。さらに東武浅草駅も1931年開業。
こちらもアールデコだと言われている。
参考:街並みのチカラ


これらの駅の共通点は、いずれも終点であり始点であること。
そこはまた、有馬温泉の出入口であり、出雲大社前、浅草は寺社門前で多くのお客様が行き交う場である。その見せ場の印象付けとしてアールデコが選ばれたのではないでしょうか?
それは、また、アールデコが大衆文化から好まれる様式であることの、一つの証明と思うのだが。



この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。

/* */